子供達のいた季節

(犬猫、その他の動物の殺処分と商用目的の売買に反対します)


作詞・作曲 山口芳明

  

  桜舞う春浅き日に この世界に生まれて

  陽の光に育まれて 命の芽を伸ばした

 

ただ生きるために生まれて ただ生きるために生き

ほんの少しこの世界に 留まろうとしただけ

 

明けて行く空の下 陽射し浴びて目覚め

風が吹く昼下がり 戯れては遊ぶ

 

誰が命の重さを決めたの?

誰がささいな明日を奪ったの?

 

くちなしの花香る頃 少し旅に出てみる

大人になってゆくための 道を歩き始めた

 

遥かなる過去の時代に 生きる場所を追われて

ほんの少しこの世界の 片隅で生きている

 

雨が降る夕暮れに 震えては寄り添い

更けてゆく暗闇に いだかれては眠る

 

誰が命の重さを決めたの?

誰がささいな明日を奪ったの?

 

ひまわりの花咲く頃に この世界を離れて

摘み取られた花のように 命の幕を閉じた


ただ生きるために生まれて ただ生きるために生き

        ほんの少しこの世界に 留まろうとしただけ

留まろうとしただけ 

 



よくベランダに遊びにくる猫がいた。

名前をつけて可愛がっていた。

「こみみん」

しばらく見かけないなあ〜と思っていたら、

ある日、子供を連れ、母になって帰って来た。

2009年6月。 
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動物に詳しい友達に聞いて、里親を探そうと話し合っていると、

ある日、猫達は、忽然と姿を消してしまった。 

何日も何日も待ってみたけど、

とうとう現れる事はなかった。

ある人は、

「誰か優しい人に引き取られ幸せに暮らしているよ。」

ある人は、

「連れて行かれたかも。」

連れて行かれた?

そのとき、初めて、犬、猫、殺処分という問題がある事を知りました。

くちなしの花薫るこの季節になると、「こみみん」を思い出します。


犬や猫を家族にしようと考えている方、どうか、ペットショップではなく、
愛護センターで待っている動物達に会いに行って下さい。