ちょっと前の話しになりますが、

映画「小さき声のカノン〜選択する人々〜」を観ました。

福島ーチェルノブイリ
国境を越えて「被ばく」から子供を守る。
母たちのドキュメンタリー映画です。

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2011年3月11日14:46
東日本大震災。

当時、私は、東京の自宅で8ヶ月だった息子といました。

地震もおさまり、安心したのも束の間、原発事故が起きました。

次の日から、とても晴れているのに子供を連れて公園で遊べない。
 
雨も降っていないのにベビーカーにカバーをかけて外出。
 
東京都の金町浄水場から放射性物質が検出され、スーパーの水がなくなる。
 

母乳をあげていた私は、神経質になり、飲み水はもちろんのこと、
料理の水、お風呂の水までが気になりだし、
息子を連れて弟のいる京都に一時避難することにしました。


数週間たって、少し落ち着いた頃、東京に戻りました。


しかし、放射能に境界線はなく、
東京も危ないという情報と、大丈夫という情報に
一喜一憂しながら、過ごしていました。


映画「小さき声のカノン」は福島に残る事を決めたお母さん達のお話が聞けました。


いろんな葛藤、そして覚悟があってここで生きているのだと思いました。


住む場所や食べるもの、いろいろな情報が飛び交う中、

それぞれがそれぞれの選択をしていて、

どれも間違いじゃない。


どんなお母さんも、そしてお父さんも、

子供への愛情は変わらない。

とても大きい愛で子供を守ってる。


そんな事を感じる映画でした。